また、昭和57年以降の建築で新耐震基準を満たしている学校としては初めて板津中学校校舎のリニューアル工事に着手するとともに、芦城小学校体育館については、近畿中部防衛局の補助採択を受け、老朽度を考慮し、防音講堂に改築します。木場小学校、安宅中学校では、運動場の一部を芝生化し、子供たちの外遊びや体力アップなどにつなげるほか、那谷小学校については冷房用個別空調機を設置すべく、所要の予算計上を行っています。
現在の芦城小学校体育館が建造されたのは昭和30年。ダイヤモンドトラスの屋根版、面積1,438平方メートルの鉄筋コンクリートづくりの建物は、まさに威風堂々であります。児童の体育はもちろんのこと、芦城校下に地区体育館がないといった観点から地域スポーツの場としての需要も多く、今現在に至るまで高い施設利用率を維持しています。まさに芦城校下のシンボルとして長らく地元住民に愛されてきました。
このうち、芦城小学校体育館については昭和30年３月の建設であり、全小中学校の校舎、体育館の中で一番古い建築物となっています。これまでは既存建物の耐震補強工事を行う予定でありましたが、近畿中部防衛局の補助採択が受けられる見通しとなりましたので、今後の耐用年数や有利な財源措置などを考慮し防音講堂に改築すべく所要の予算措置を講じています。